この記事でわかること
- IPv4(PPPoE)からIPv6(IPoE)へ変更する方法を紹介する
- 機器:ONU+無線ルーター
- ソフトバンク光を除く、全コラボ光共通になります
これまでIPv4(PPPoE)でインターネットを使っていて、IPv6(IPoE)に変更したい人向けの解説記事です。
フレッツ光、及びコラボ光全て共通となります。
対象となる光回線の一覧
- フレッツ光
- ドコモ光
- OCN光
- ぷらら光
- So-net光プラス
- ビッグローブ光
- @nifty光
- DTI光
- エキサイトMEC光
- その他IPv6(IPoE)に対応している全てのコラボ光
※ソフトバンク光だけは方法が異なるので、こちらの記事を参考にしてください。
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すでにIPv6(IPoE)が開通していることを前提としています。
まだ開通していない方は、契約のプロバイダへ連絡して申込みから行ってください。
IPv4(PPPoE)からIPv6(IPoE)へ変更する方法
以下の手順で行いますので、一つひとつ解説していきますね。
手順は多いですが、普通にやれば15分ほどで終わると思います。
IPv4(PPPoE)からIPv6(IPoE)へ変更する方法
- 無線ルーターの電源を切る
- ONUの電源を切る
- ONUの電源を入れる
- 無線ルーターの電源を入れる
- 無線ルーターの設定を変更する
- IPv4及びIPv6で繋がっているか確認する
有線で接続している場合は、設定の変更にパソコンが必要になる場合があります。
ココに注意
お使いの無線ルーターが契約しているプロバイダのIPv6に対応していることが前提となります。
不明な方は、プロバイダもしくはルーターのメーカーに問い合わせてください。
(1)無線ルーターの電源を切る
まずは無線ルーターの電源を切りましょう。
直接コンセントを抜くだけでOKです。
(2)ONUの電源を切る
続いて、ONUの電源も切りましょう。
無線ルーター同様に、直接コンセントを抜けばOKです。
(3)ONUの電源を入れる
30秒ほど待ってから、ONUの電源を入れましょう。
(4)無線ルーターの電源を入れる
続いて、無線ルーターの電源を入れましょう。
立ち上がりきるまで1~3分ほどかかると思います。
※ルーターによって異なる。
(5)無線ルーターの設定を変更する
電源が立ち上がったら、無線ルーターの設定を変更します。
基本的には無線ルーターにログインして行いますが、最悪の場合は無線ルーターを初期化する方法もあります。
ココに注意
無線ルーターの設定方法はメーカーや機種によって異なります。
メーカーサイトにて記載があると思いますので、そちらを参照ください。
ここではアイ・オー・データの「WN-PL1167EX01」を例に説明を行います。
①無線ルーターにログインする
Wi-Fiに繋がっている端末(パソコンやスマホ)にてブラウザを立ち上げ「http://192.168.0.1/」にアクセスをします。
②ユーザー名とパスワードを入力する
ログインしようとすると、ユーザー名とパスワードの入力を求められます。
- ユーザー名:admin
- パスワード:admin
ユーザー名やパスワードは機種によって異なります。
詳しくは取扱説明書を読むか、メーカーへお問い合わせください。
何をやってもログインできない場合はルーターを初期化するしかありません。
<(参考)ルーターを初期化する方法>までお進みください。
③動作モード(接続方法)を変更する
ルーターの中に入れたら「インターネット設定」をタップします。
現状は「PPPoE認証」になっていると思うので、これを「IPv4 over IPv6」に変更します。
ココに注意
契約しているプロバイダによって、提供されているIPv6の種類が異なります。
わからない場合はプロバイダに確認するか、「IPアドレスの自動取得」を選びましょう。
この辺りの表記もルーターによってかなり異なります。
詳しくなメーカーサイトをご参照ください。
「IPv4 over IPv6」を選択したら「設定」をタップします。
自動的に再起動が始まるので、終わるまで待ちましょう。
④IPv6設定ができているか確認する
再起動が完了したら、再度Wi-Fiをつなぎ直した上で再読み込みをします。
「OCNバーチャルコネクト」など、IPv6の名称に変わっていれば成功です。
ココに注意
プロバイダによっては「OCNバーチャルコネクト」ではなく、「v6プラス」「IPv6オプション」「transix」という場合もあります。
また、ルーターによってはIPv6の名称まで表記されない場合もあります。
以上で無線ルーターの設定は完了です。
(参考)無線ルーターを初期化する方法
無線ルーターのパスワードを忘れてログインできない場合は、無線ルーターを初期化するしかありません。
ココに注意
初期化の方法もメーカーや機種によっても異なります。
メーカーサイトや取扱説明書にて記載があると思いますので、そちらを参照ください。
ここではアイ・オー・データの「WN-PL1167EX01」を例に説明を行います。
「WN-PL1167EX01」の初期化はとっても簡単です。
クリップなど先の細いものを用意しましょう。
ルーター背面にある「初期化ボタン」を3秒間押し続けてください。
側面にある電源ランプが点滅したらクリップを離します。
そのまま5分ほど待っていれば初期化が完了しますので、改めてルーターにログインしてみましょう。
初期化ボタンを長押しするだけで初期化ができるルーターがほとんどです。
ココに注意
無線ルーターを初期化すると、今設定されている「PPPoE認証」のデータも削除されます。
万が一に備えて、プロバイダから契約書を取り寄せておくことをおすすめします。
(6)IPv4及びIPv6で繋がっているか確認する
ルーターの設定が完了したら、ちゃんとインターネットに繋がるかを確認しましょう。
次の2つのサイトにそれぞれアクセスするのが最も確実な方法です。
インターネットの接続を確認するサイト
- 確認君プラス:https://env.b4iine.net/
- IPv6 テスト:https://test-ipv6.com/
確認くんプラスの表示例
インターネットが繋がっている場合は、上記画像のように表示がされます。
IPv6テストの表示例
IPv4もIPv6も両方とも開通できている場合は、上記画像のように表示されます。
以上で「IPv4(PPPoE)からIPv6(IPoE)への変更」は完了となります。
お疲れ様でした。
プロバイダによって対応ルーターが異なる
ひとえに「IPv6(IPoE)」と言っても、実は全部で5種類あります。
IPv6(IPoE)は5種類ある
- v6プラス
- IPv6オプション
- transix
- OCNバーチャルコネクト
- IPv6高速ハイブリッド
プロバイダによって扱っているIPv6(IPoE)が異なり、それぞれ対応しているルーターも異なります。
特に、OCNやぷららが採用している「OCNバーチャルコネクト」はクセモノです。
対応する無線ルーターが少なく、ほとんどのルーターが対応していません。
ただし、OCNもぷららも無料でルーターを借りることができるので、お手持ちのルーターが未対応であればレンタルを申込みましょう。
OCNカスタマーズフロント
- TEL:0120-506-506
- 受付時間:10時~18時(日祝・年末年始を除く)
ぷららダイヤル
- TEL:009192-33(0120-971391)
- 受付時間:10時~19時(年中無休)
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なる早で返答させていただきます。
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