【比較】光回線かホームルーターかで迷った場合の対処法

【比較】光回線かホームルーターかで迷った場合の対処法
この記事でわかること
  • 光回線かホームルーターかで迷った場合の対処法
  • 失敗しない光回線の選び方
  • 失敗しないホームルーターの選び方

光回線ホームルーターかで迷っています。どっちがいいんでしょうか?」

光回線とホームルーター、どっちにしようか迷っている方は非常に多いです。

おそらくほとんどの方が「ホームルーターでも大丈夫なのかな?」と思っていることでしょう。

「光回線の方が速いのはわかっているけれど、工事面倒だし、ちょっとでも安くしたい」といった理由で検討していることだと思います。

これまで数多くのお客様を対応してきた私の結論から言いましょう。

ずばり、家によります。

すみません、こんな回答で。ですが、本当に申し訳ないのですが、ホームルーターで快適にWi-Fiが使えている人もいますが、全く使い物になってない人もいるのです。

大変残念なことに、両者の違いは「運」としか言えません。

ただし、ちゃんと対処法はありますので、この記事でしっかりとご説明したいと思います。

ちなみに私は日頃からネット回線を販売しているだけでなく、直接お客様宅でサポートもしています。

また、自分自身がホームルーターを使って過ごしていたこともあれば光回線で過ごしていたこともあります。

様々なネット環境を経験した実体験を踏まえて解説しています。

目次

光回線向きな人、ホームルーター向きな人

まずはざっくりとしたところから話を進めていきましょう。

大体のイメージを持ってもらえるといいですね。

光回線向きな人

光回線に向いている人から簡単に紹介します。

光回線に向いている人
  • パソコンを使って仕事する時間が多い
  • 大きなデータをメール等でやりとりすることが多い
  • PS4やパソコンでがっつりオンラインゲームをやる
  • 同時に複数の端末をネットに接続することがある
  • 常時接続させなくてはいけない機器がある(nasneなど)
  • 家族3人以上が同時にWi-Fiを使うことがよくある
  • 家が広い(2LDK以上)
  • 外でWi-Fiを必要としない(我慢できる)

とにかくがっつりネットを使う人は光回線の方がいいでしょう。

ホームルーターだと速度が足らなかったり、容量が足らなかったりする恐れがあります。

上記のいずれかが当てはまるようであれば、光回線を選んでおいたほうが無難です。

ホームルーター向きな人

続いてはホームルーター向いている人について紹介します。

ホームルーターが向いている人
  • 一人暮らし、もしくは夫婦二人暮らし
  • 動画を見るくらいでオンラインゲームなどはあまりしない
  • 重たいデータのやりとりをする機会が少ない
  • 引っ越しをする機会が多く、毎回工事するのが嫌だ
  • そもそも工事をしたくない
  • 工事業者を家に入れたくない
  • すぐに使いたい
  • 難しい設定などを省きたい

ネットの使いみちがせいぜい動画を見るくらいであればホームルーターで十分でしょう。

特に一人暮らしの方であれば、やはり工事がいらないというメリットは大きいです。

これまでの経験上、家族4人で使っている人もいましたが、ちょっとしんどそうでしたね。

光回線とホームルーターの仕組み

そもそも光回線とホームルーターはその仕組にどういう違いがあるのでしょうか。

簡単でいいので把握しておくと、理解が深まると思いますよ。

光回線の仕組み

光回線の場合、家の近くの電柱から光回線(光ファイバー)を引き込みます。

引き込んだ光回線とモデム(ルーター)を接続することで、家の中にWi-Fiを飛ばすことができるのです。

家の中まで有線で接続されるので、電波も安定しやすく速度も出やすくなっています。

ただし、モデム(ルーター)にインターネットの設定をする必要があり、一般の方では少し難しいため業者に依頼される方が多いです。

光回線の設置例
工事で光回線を引き込む

マンションであっても工事が必要なことがほとんどです。

業者の方を家に招き入れないといけないため、特に女性の方ですと心配事もありますよね。

マンションの光回線を共有するイメージ
マンションの場合でも工事が必要な場合が多い

※宅内工事がない場合もあります。

工事がない場合でも、モデム(ルーター)の設定は必要になるケースがほとんどなので、どのみち業者の方を呼ばないといけなくなる可能性が高いです。

ホームルーターの仕組み

光回線と違い、ホームルーターは送られてきたルーターをコンセントに挿すだけで設置完了です。

難しい設定も必要ありません。すぐにWi-Fiを繋ぐことができます。

ホームルーターの仕組み
面倒な工事や設定がいらない

工事日の調整も不要で、業者の方を家に入れる必要もないので安心です。

ただし、アンテナからの電波を受信した上でWi-Fiを飛ばす仕組みになっているので、安定さや速度では光回線には敵いません。

なんとなくで大丈夫ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。

光回線とホームルーターのメリット・デメリット

それでは光回線とホームルーター、それぞれのメリットとデメリットを比べます。

光回線とホームルーターのメリット・デメリット

光回線ホームルーター
メリット・同時に複数台接続しても安定する
・速度が出やすい
・ギガ無制限
・オンラインゲームも快適
・重たいデータやりとりもサクサク
・工事不要
・引っ越しが楽
・家に作業員が入ることがない
・最短翌日から使える
・動画くらいならサクサク
・機種によっては持ち運びもできる(要コンセント)
デメリット・工事が必要
・開通まで1週間以上はかかる
・初期費用(工事費)が高い
・外には持っていけない
・マンションだと遅い場合あり
・光よりは速度が出ない、安定しない
・オンラインゲームなどには向いてない
・重たいデータのやりとりに時間がかかる
・同時に3人以上つなぐと重たくなりやすい
・ホームルーターによってはギガ上限がある

どちらにも良い部分と悪い部分があります。

あなたがネットを使う上で「どうしても外せない」ポイントがどこなのかを考えるといいでしょう。

それは人によって様々ですからね。1週間の生活ルーティーンを思い出しながら考えると答えが見つかりやすいかと思います。

光回線とホームルーターはどっちが安い?

回線選びのポイントとして外せないのは毎月の料金ですよね。

これもプロバイダによっても大きく異なるので一概に「◯◯の方が安い」と言い切れません。

むしろ「選び方によっては同じくらい」になるようになっています。

ドコモ光とソフトバンクエアーの料金を比較

1番多くの人が使っている光回線はドコモ光です。

同じく1番多くの人が使っているホームルーターはソフトバンクエアーです。

もっともベターな2社の料金を比較してみましょう。まずは一戸建てから。

【戸建て】ドコモ光とソフトバンクエアー

ドコモ光ソフトバンクエアー
事務手数料3,000円3,000円
工事費18,000円0円
月額料金5,200円
(初月日割り)
4,880円
(初月日割り 9日目から課金開始)
キャッシュバック15,000円35,000円
2年間合計
(実質月額)
130,800円
(5,450円)
85,120円
(3,546円)

高額なキャッシュバックもあるので、ソフトバンクエアーの方が断然安くなりました。

ですが、戸建て住まいの方であれば光回線を選んでおいた方が無難かと思います。

もちろん中には戸建てでソフトバンクエアーを使っていらっしゃる方もいますけどね。

※ドコモ光もソフトバンクエアーも2年契約です。

続いてマンションの場合を比較します。

【マンション】ドコモ光とソフトバンクエアー

ドコモ光ソフトバンクエアー
事務手数料3,000円3,000円
工事費15,000円0円
月額料金4,000円
(初月日割り)
4,880円
(初月日割り 9日目から課金開始)
キャッシュバック15,000円35,000円
2年間合計
(実質月額)
99,000円
(4,125円)
85,120円
(3,546円)

マンションタイプでの比較でも、やはりソフトバンクエアーの方が安くなりました。

料金の安さを求めるのであれば、ソフトバンクエアーの方がお得になりやすいですね。

※ドコモ光もソフトバンクエアーも2年契約です。

ドコモ光もソフトバンクエアーも、スマホが同じなら割引があります。

そういった条件にもよって料金は変わってきますので「料金の差はあまりない」とひとまず思っておくといいでしょう。

ただいまドコモ光では工事費が無料になるキャンペーンを実施中です。

さらにdポイントが2,000円分もらえます。

大変オトクなキャンペーンとなっていますので、お早めにお申し込みくださいませ。

ただいまソフトバンクエアーはスタート割キャンペーンを実施中です。(2019年6月1日~期間未定)

最初の1年間は1,080円引きで利用が可能です。(おうち割適用の方は580円)

合計12,960円(おうち割適用の方は6,960円)もオトクになりますので、始めるなら今がチャンスですよ。

※おうち割:ソフトバンク携帯とのセット割のこと

迷った場合の対処法

「ホームルーターのメリットはわかったけど、結局速度はちゃんと出るんでしょうか?」

繰り返しになりますが、ホームルーターは家によって電波の強弱が大きく変わるので使ってみないとわからないことが多いです。

だったら、いっそのこと一度使ってみてはいかがでしょうか。

工事もないしクーリングオフが使える

ホームルーターは初期契約解除制度、いわゆるクーリングオフが使えます。

契約から8日以内であれば違約金なしで解約ができる制度のことです。

この制度を使えば、気軽に試してみることができます。

光回線のように工事はないので、日程調整なども不要です。送られてきたルーターをコンセントに挿すだけですぐに試してみることができます。

試してダメなら解約すればいいわけです。

「迷ってる暇があれば、さっさと試す!」

これこそが時間もお金も無駄にならずに済む対処法ですよ。

ソフトバンクエアーなら完全無料で解約可能

1番売れてるホームルーターの「ソフトバンクエアー」は8日以内に解約をすれば1円もかかりません。

そして何より、ソフトバンクが初期契約解除制度を使うことを推奨しているので、気兼ねなく解約できるのです。

「とりあえず契約」を勧めてくる
キャンセル前提での申込みを推奨してくる

実際に初期契約解除制度を使ってソフトバンクエアーを試していますが、弊社では問題なく使えました。

いざ解約しようと電話した際も「ご期待に添えずに申し訳ありません」といった形で、特に引き止められることもなくすんなり手続きできました。

素直におすすめできます。

関連記事:みんな間違ってる!ソフトバンクエアーの8日間無料お試し(初期契約解除制度)について

WiMAXのホームルーターは手数料などだけ必要

完全無料で1円もかからずに解約ができるソフトバンクエアーとは違い、WiMAXのホームルーターでは少しだけお金がかかります。

契約時の事務手数料3,000円とルーター返却時の送料が1,000円ほど必要です。

お試し8日間を約4,000円ということなので、1日500円くらいといったところでしょうか。

ソフトバンクエアーに比べるともったいない気がしますが、実はそうでもありません。

実際に使うときの場合を考えれば、ソフトバンクエアーよりWiMAXのほうがトータル費用が安いからです。

ソフトバンクエアーとWiMAXの料金の違い

ソフトバンクエアーWiMAX
契約年数2年3年
事務手数料3,000円3,000円
ルーター代1,620円/月
※同額割引で実質無料
0円
初月4,880円
(日割り 9日目より課金)
3,609円
(日割り)
1ヶ月目~2ヶ月目4,880円3,609円
3ヶ月目~4,880円4,263円
キャッシュバック35,000円31,050円
2年間の合計費用
(実質月額)
85,120円
(3,546円)
72,350円
(3,015円)
3年間の合計費用
(実質月額)
143,680円
(3,991円)
123,456円
(3,429円)

※2年間の合計費用ならびに3年間の合計費用に違約金は含まれておりません。

このように、毎月の費用もトータル費用もWiMAXのほうがオトクになっているのです。

「ダメだったときに4,000円払うのはもったいないけど、最終的に安くなるWiMAXも試してみるか」と思える方であれば、ぜひ1度使ってみることをおすすめします。

関連記事:【保存版】WiMAXの初期契約解除制度(クーリングオフ)について

失敗しない光回線の選び方

光回線を選ぶ際のポイントは2つです。

「速度」をとるか「安さ」をとるか。

ちなみに私は「それなりに安くて、それなりに速い」ドコモ光を使っています。

詳しくはコチラの記事「【初心者向け】猫でもわかる失敗しない光回線(固定回線)の選び方」をご覧ください。

速さを求めるなら「NURO光」「auひかり」

速さを求めるなら「NURO光」か「auひかり」です。

この2社が他を圧倒しています。

ただし、工事ができるエリアやマンションが限られていますので、対応不可な場合は諦めるしかありません。

関連記事:【注意】NURO光ってどう?申込む前に知っておきたい4つのデメリットと対策

関連記事:【注意】auひかりで本当に大丈夫?申込む前に知っておきたい4つのデメリットと対策

安さを求めるならスマホが割引になる光回線を選ぶ

安さを求めるなら今使ってるスマホの割引が適用になる光回線にするといいでしょう。

割引が適用されるので、基本的には最安になります。

ドコモならドコモ光、auならビッグローブ光、ソフトバンクならソフトバンク光がベターな組み合わせです。

これらは全てNTTの光回線を使用するため、多くのエリア・マンションが対応になっているので安心してください。

関連記事:【注意】ドコモ光で本当に大丈夫?申込む前に知っておきたい4つのデメリットと対策

関連記事:【注意】ビッグローブ光で本当に大丈夫?申込む前に知っておきたい4つのデメリットと対策

関連記事:【注意】ソフトバンク光ってどう?申込む前に知っておきたい5つのデメリットと対策

失敗しないホームルーターの選び方

ホームルーターは主に2つあります。ソフトバンクエアーかWiMAXかです。

ここではざっくり要点を絞って解説します。

詳しく知りたい方はこちらの記事「【初心者向け】猫でもわかる失敗しないホームルーターの選び方」をご覧ください。

多くの人が選んでいるソフトバンクエアー

ホームルーターといえば「ソフトバンクエアー」と言っても過言ではありません。

それくらい多くの方が使っています。

ただ、ソフトバンクエアーには色々と落とし穴があるので、ちゃんと確認した上で購入するようにしましょう。

関連記事:【トラブル多発】買ってはいけない?ソフトバンクエアーの真実をお話します

一人暮らしならWiMAXのホームルーター

一人暮らしなら「WiMAX」のホームルーターがおすすめです。

対応エリアが限られているものの、外へ持ち出すこともできるので、学校や職場・旅行先などでも使うことができます。

WiMAXには色々種類があり、うっかり間違ったものを選んでしまうと3万円以上も損をするので、しっかりと確認した上で最適なものを選ぶようにしてください。

関連記事:WiMAXはどこで購入するのが正解?失敗しない唯一の方法を教えます

【まとめ】光回線かホームルーターかはあなたの使い方次第

これ言ってしまうと元も子もないのですが、光回線かホームルーターかは結局自分の家の環境次第になってしまうんですよね。

工事したくないならホームルーターを選ぶしかないですし、一戸建てで家族4人暮らしでみんながっつりギガを使うようなら光回線でないと難しいでしょう。

最初にまとめた「光回線向きな人」と「ホームルーター向きな人」、ならびに「光回線とホームルーターのメリット・デメリット」を参考にして、自分(家族)がどれにあてはまるかを考えてもらうよりほかありません。

その上で、「光回線の選び方」もしくは「ホームルーターの選び方」の記事を参考に、あなたにとって最適なインターネット回線を選んでいただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

家電量販店や訪問販売、携帯ショップにてネットの取次業務を10年以上やっていました。
現在はパソコンやネットのトータルサポート業をやっています。

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