無料のフリーWi-Fiに潜む4つのリスク(危険性)と7つの対策

この記事でわかること
  • 無料(フリー)WiFiを使用する危険性を紹介する
  • 安全に無料(フリー)WiFiを使う方法も紹介する
  • 可能な限り無料(フリー)WiFiは使わない方が良い

なんとなく危険というのは知っている

でも、便利だから使っている

コンビニ、カフェ、ホテル、パチンコ屋、商業施設。

最近では様々な場所で無料のWi-Fi(フリーWi-Fi)が使えるようになってます。

ですが、私はよっぽどのことがないかぎり使いません。

なぜなら、フリーWi-Fiは本当に危険だからです。

もちろん安全に使う方法もなくはないのですが、はっきり言って手間です。

だったらポケット型Wi-Fiを持ち歩いた方がよっぽど効率的だし安全だ」というのが私の考えになります。

「なんとなく」で終わらせずに、フリーWi-Fiの危険性を「ちゃんと」把握しておきましょう。

その上で、どうしても使わなきゃいけないときのために「安全に使える方法」についても紹介します。

目次

フリーWi-Fi「4つの危険性」

フリーWi-Fiにつなげてスマホやパソコンを使うことによって起きうる4つの危険性について紹介します。

フリーWi-Fi「4つの危険性」

パソコン・スマホ内のデータ(写真など)が盗まれる

フリーWi-Fiを使うということは、スマホやパソコンを同一上のネットワークにつなげるということになります。

これは、見ず知らずの他人同士が同じ家に住むようなもの

もちろん部屋には鍵がかかっていますが、悪意を持った人であれば簡単にこじ開けてしまいます。

特にWindowsのパソコンは注意が必要です。

SNSや銀行などのアカウント情報(ID/PW)が盗まれる

例えばフリーWi-Fiにつないだ状態で、銀行のサイトにアクセスし、IDとパスワードを入力してログインしたとします。

その瞬間に「IDとパスワード」が盗まれます

SNSやショッピングサイトでも同じです。

「IDとパスワード」が盗まれてしまったら、どのような被害に合うのか。考えるまでもありませんね。

クレジットカードの情報が盗まれる

同様に、クレジットカード情報も簡単に盗まれます。

番号、名前、有効期限、セキュリティコード。

これら4つが流出してしまうと、あらゆるECサイトで好きなだけ買い物されてしまうでしょう。

ウイルスに感染する

スマホやパソコンの端末がウイルス感染する可能性も非常に高いです。

ただ壊れて使えなくなるものから、情報が抜き取られてしまうもの、データが破壊されるものなど、ウイルスと言っても様々なものがあります。

中には「ウイルスに感染していることすら気づかない」場合も。

「いつの間にかクレジットカードが限度額いっぱいまで使われていた」なんてことはよくある話です。

以上の4つがフリーWi-Fiを使うことで起きる「4つの危険性」です。

よっぽど大丈夫でしょ

友達で被害に合った子なんて一人もいないよ

確かにそうかもしれません。

ですが、「自分だけは大丈夫」という根拠のない自信こそがもっとも被害に合うタイプの典型です

常にリスクと隣り合わせであることをしっかりと認知してください。

フリーWi-Fiを「極力」安全に使う方法

そうは言っても「今月もうギガがない」といった、どうしても使いたい・使わなきゃいけないときがあるのはわかります。

そんなときのために、フリーWi-Fiを「極力」安全に使う方法を紹介します。

杉本

あくまで「極力」安全であって、「絶対」安全ではありません。「絶対安全なフリーWi-Fi」というのは存在しませんから。

アプリは使わない

アプリは使わない

いきなり無理難題を押し付けるかもしれませんが、フリーWi-Fiを使っているときは「アプリ」を使うのをやめましょう

LINEもインスタもTwitterもグラブルもマリオカートもです。

実はスマホアプリというのは「通信の暗号化が不明」なものが非常に多いのが現状です。

事実、2017年のLINEアプリにはセキュリティに脆弱性があったことを、翌2018年に発表しています。

信用出来ないネットワーク(※1)を使って「LINE」 iOS版 を利用し特定の暗号通信を行った場合、その内容の盗聴や改竄が行われる恐れがありました。

本件脆弱性の影響は、LINE内で表示される各サービスや、外部サービスを利用する際の通信(外部サービスのID・パスワード等を含む)が対象となります。

LINEのテキストによるトークの内容(※2)や、LINEのログイン情報(パスワード)、無料通話、ビデオ通話は影響を受けません。

※1 悪意を持って設置されたWiFiアクセスポイントなど

※2 一部の画像や動画などをダウンロードする際の通信は影響を受ける可能性があります

LINE:【脆弱性情報】「LINE」iOS版における SSL サーバ証明書の検証不備の脆弱性に関するお知らせより引用

要約すると「フリーWi-FiにつなげてLINE使うと、画像や動画が流出したり、LINE経由で使ってたサービスのIDとPWが盗まれるかも」ということです。

「フリーWi-FiでLINE使うな!」というのは、なかなか難しい話ではあります。

ただし、何か起きてからでは遅いということを覚えておいてください。

httpsのサイトのみブラウザでアクセスする

httpsのサイトのみブラウザでアクセスする

アプリ使わなかったら、スマホ何もできないじゃん

そうですね。でも、アプリはダメですが、ブラウザならOKです

ブラウザというのは、iPhoneなら「Safari」、Androidなら「Chrome」のこと。

これらを使ってインターネットを見る分には基本的に問題ありません。

ただし、アクセスするサイトが「https(SSL)化」していることが条件です。

インターネット上のサイトには、必ずURLというのがあります。

例えば今あなたが見ている本サイトであれば「https://wifinomori.com/」というのがURLです。

このURLの頭に「https」が付いているサイトは「通信が暗号化されている安全なサイト」になっています。

最後の「s」が付いていない「http」のサイトは「通信が暗号化されていない危険なサイト」なのです。

SSL化されていないサイト例

iPhoneでSSL化されていないサイトを閲覧すると、アドレスバーには「安全ではありません」の文字が。こちらは、某信用金庫の公式サイトです。

金融機関であってもSSL化されていないサイトが存在するほど、まだまだ世の中はセキュリティーに甘いと言えます。

信頼できるネットワーク環境(たとえば自宅のWi-Fiなど)であれば、「http」のサイトであっても「まだ大丈夫」です。

ですが、フリーWi-Fiで「http」のサイトを閲覧するのは「好きなだけ情報を盗んでください」と言ってるようなもの

そんなサイトには絶対にアクセスしてはいけませんし、個人情報やクレジットカード番号などは絶対に打ち込んではいけません。

必ずハッキングされると思ってください。

https化は2012年頃から

元々は「http」のサイトしかありませんでした。この「https」というのは比較的最近の技術なのです。

2012年頃から「今httpで作られているサイトは、早急にhttpsに変更しよう」という流れが生まれました。

そのため、2012年以降に作られた新しいサイトは最初から「https」になっていることが多いです。

https化されていない銀行がある

セキュリティこそが一番大事なのが銀行です。

そのため多くの銀行サイトは、当たり前のように「https化」されています。

ところが、いまだに「http」のままになっている銀行が存在するのです。

少し古いデータですが、日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)の調査結果によると、2018年9月時点で「https化」できていない銀行は48%もありました。

(参照:企業サイトのHTTPS化は2割、大学や銀行では半数以上–JIPDEC調査

あなたのメインバンクは大丈夫ですか?

一度調べてみるといいでしょう。

https化されていないサイトは「安全ではない」と表示される

https化されていないサイトは「安全ではない」と表示される

最新のiPhoneや一部のAndroid機種では、「https化」されていないサイトにアクセスすると、アドレスバー(画面上部)に「このサイトは安全ではありません」といった表示がされるようになりました。

そういったサイトにアクセスしてしまった場合は、よっぽどのことがないかぎり、すぐに離脱したほうがよいでしょう。

ログインが必要なサイトは使わない

フリーWi-Fiをつなげた状態では、ログインが必要なサイトにアクセスしないようにしましょう。

たとえ「https化」されていたとしても、100%安全というわけではありません。

念には念を入れて使うべきです。

買い物をしない

買い物なんてもってのほかです。

絶対にやめましょう。

名前、住所、電話番号、生年月日、クレジットカード番号などの個人情報の全てが筒抜けになっていると思ってください。

繰り返しになりますが、たとえ「https化」されていたとしても、100%安全というわけではありません

セキュリティソフトをインストールしておく

情報の流出だけではなく、フリーWi-Fiを通じて送られてくるウイルス感染にも注意。

必ずセキュリティソフトをインストールしてください。

最近はAndroidスマホのウイルス感染が非常の多いので要注意です。

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【推奨】VPNアプリを使う

「どうしてもフリーWi-Fiを使いたいんです!」

という方は、「VPNアプリ」をインストールしましょう

VPNをオンにした状態でインターネットを行えば、通信が暗号化されます。

つまり、外部からは「なにをやっているかが一切見えない」状態を作り出すことができるのです。

VPNアプリは有料・無料のものが色々出ていますが、無料のVPNではどうしても信用性に欠けます

少々値段は張りますが、やはり大手セキュリティメーカーが出している有料アプリの方が安心です。

その中でも信頼と実績の「カスペルスキー」とauユーザーに便利な「auスマートパス プレミアム」の2つを紹介します。

セキュリティと言えば「カスペルスキー」

知名度では「ウイルスバスター」や「ノートン」に劣るものの、性能評価では常に一歩上をいく「カスペルスキー」。

そんな「カスペルスキー」からVPNアプリ「カスペルスキー セキュアコネクション」が発売されています。

カスペルスキー セキュアコネクション

価格2,900円(年間)
480円(1ヶ月)
台数1契約で5台まで利用可能
対応OSWindows
macOS
Android
iOS
サポート電話サポートあり
支払い方法クレジットカード
コンビニ決済
ペイジー(ネットバンク)
無料体験30日間

パソコンもスマホも操作方法は簡単。

基本的にVPNアプリをオンにしておくだけで大丈夫です。

後は勝手に通信が暗号化され、情報を守ってくれます。

登録にはメールアドレスが必要ですが、初回30日間はお試しできるので一度使ってみるといいでしょう。

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auスマートパスプレミアム

auスマホの方なら「auスマートパスプレミアム」を使う方法が便利です。

「auスマートパス プレミアム」の中の1つに「Wi-Fiセキュリティ」という機能があり、これがVPNアプリになっています。

auスマートパス プレミアム
「Wi-Fiセキュリティ」

価格499円(月額)
台数1契約で1台まで利用可能
対応OSAndroid
iOS
その他の特典・機能・セキュリティ機能「ウイルスバスター」(Androidのみ)
・データ復旧サポート
・修理代金サポート(iPhone/iPadのみ)
・データお預かり(50GBまで)
・入院費サポート
・アプリ取り放題
・割引クーポン配布(毎日)
サポート電話・ショップサポートあり
支払い方法携帯料金との合算請求
無料体験30日間

auユーザーの方にはおなじみ「auスマートパス」のプレミアム版サービスです。

この中に「Wi-Fiセキュリティ」というVPNアプリが付いています。

その他の特典全部ひっくるめて月額499円ですので、それほど割高でもありません。

Androidの方はウイルスバスターも使えるので、セットでオトクになります。

初回30日間はお試しできるので、一度使ってみるといいでしょう。

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【おすすめ】使わない(自分でWi-Fiを用意する)

1番のおすすめは「フリーWi-Fiを使わない」こと。

元も子もありませんが、やはり危険性の高いフリーWi-Fiは使わないに越したことはありません。

それじゃあWi-Fi使いたいときはどうすればいいの?

やはりポケット型Wi-Fiを購入するのが1番だと思います。

毎月の出費は増えますが、どこでも安全なWi-Fiが好きなだけ使えるようになりますから、ギガ難民になることはありません。

その分スマホのプランを下げれば、プラマイちょいプラスくらいには抑えられるのではないでしょうか。

毎月月末にギガを追加購入するくらいであれば、いっそポケット型Wi-Fiを持ってしまった方がオトクですし、ストレスからも開放されて一石二鳥ですよ

一昔前に比べて、安くて速いWi-Fiが増えたので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ:フリーWi-Fiは危険。正しく使おう。

最後にもう一度まとめておきます。

「タダだから好きなだけ使えー!」は本当に危険です。

SNSの乗っ取り、クレジットカード番号の流出、個人情報の漏洩。

被害にあってからでは遅いですよ。

早め早めの対策を講じましょう。

【参考】おすすめのポケット型Wi-Fi

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この記事を書いた人

家電量販店や訪問販売、携帯ショップにてネットの取次業務を10年以上やっていました。
現在はパソコンやネットのトータルサポート業をやっています。

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