<CAUTION>
当記事における「FUJI Wifi」は全て「ソフトバンクSIM」での検証となります。
ドコモ及びauのSIMカードでは未検証ですので、ご注意ください。
この記事でわかること
- どんなときもWiFiなどのモバイルルーター「U2S(D1)」にFUJI WifiのデータSIMを入れてみた
- コスパ抜群、速度もまずまずな「縛りのない」ポケットWiFiになった
- 初期設定(APN)の方法も画像付きで解説します
「どんなときもWiFiのモバイルルーターが余ってるんですが、これって何かに利用できないですか?」
かなり利用できます。
どんなときもWiFiなどのクラウドWiFiから提供されている、定番ルーターの「U2S」。
キャリアから発行されているデータSIMを入れて使うことができます。
もっと詳しく
どんなときもWiFiから提供されていたルーターは、当初「U2S」でした。
途中から「U2S」のOEM品として「D1」という機種が提供されていますが、この2つは製造国が違うだけで中身は同じになります。
ちなみに今一番コスパの良い大容量データSIMカードを取り扱っているのは「FUJI Wifi」というレンタルSIMです。
「FUJI Wifi」で契約すれば、100GBが月額4,290円という破格の安さでSIMカードが手に入ります。
つまり「U2S(D1)×FUJI Wifiはコスパ抜群のポケットWiFi」になるというわけです。
U2S(D1)×FUJI Wifiのおすすめポイント
- クラウドWiFiを解約して余ったルーターがそのまま使える
- 毎月100GBが月額4,290円で使える
- 途中解約の違約金なし
弊社で速度検証を行ったところ、どの時間帯でも悪くない速さをマーク。
これなら自信を持ってお客様におすすめできる組み合わせだな、と感じました。
U2SとFUJI Wifi、それぞれの性能・特徴を紹介しつつ、実際に使うために必要な設定方法を画像付きで解説します。
また、実際の速度もしっかりと測っていますので、ぜひ参考にしてください。
※U2SはAmazonなどで購入することもできます。
こちらの記事では、グローカルミーから発売されている同一機種「U2S」を購入して検証を行っております。
読みたいところからどうぞ
総額表示の義務化について
2021年4月1日より義務化された「総額表示」に従い、特に注記のない限り当ページに記載の金額は全て税込表示となっております。ただし、紹介先サービスサイトや当サイト内の他ページにおいて一部税抜表示のままとなっている場合がありますので、ご注意ください。
「U2S」の性能・スペック
ほぼ全てのクラウドWiFiで取り扱われているモバイルルーター「U2S」
実績は間違いないでしょう。
U2Sのスペック
まずは基本スペックを確認しておきましょう。
U2S(D1)のスペック | |
製品名(型番) | U2S(D1) |
最大通信速度(下り) | 150Mbps |
最大通信速度(上り) | 50Mbps |
Wi-Fi規格 | 802.11a/b/g/n(2.4GHz) |
連続使用時間 | 12時間 |
サイズ | 127×65.7×14.2mm |
重量 | 151g |
同時接続台数 | 5台 |
対応周波数帯 | BAND1/2/3/4/5/7/8/9/17/19/20/38/39/40/41 ※auのプラチナバンド(18)には対応していない |
日常使いであれば特に問題のないスペックとなっています。
よくある質問と答え
U2Sに関するよくある質問と答えです。
バッテリーの交換はできますか?
バッテリーの交換はできません。
ネジを外せば取り外すことはできるかもしれませんが、交換用のバッテリーが販売されておりません。
SIMカードのサイズはどれですか?
microサイズのSIMカードになります。
nanoSIMをお持ちの場合は変換アダプタを装着しましょう。
Amazonで購入するといくらで買えますか?
2020年8月7日時点で、15,000円でした。
電池パックだけ買えますか?
電池パックだけは販売されておりません。
以上がU2Sの性能・スペック・基本情報でした。
FUJI Wifi「データSIM」料金プラン詳細
続いては、大容量データSIMカードをレンタルすることができる「FUJI Wifi」の料金プランについて確認しておきましょう。
FUJI Wifi(SIMのみ)の料金プラン
FUJI Wifiの料金プランはキャリアとデータ量に合わせて8種類から選ぶことができます。
※ルーターとSIMカードがセットになったプランもあります。
1日(ついたち)から損なく利用したい場合は、前月の25日までに申込みましょう。
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デポコミコースとは?
料金プランが新しくなって始まった「デポコミコース」というものがあります。
デポコミコースとは、申込時に5,000円お預けすることで毎月の料金が550円も安くなるオトクなコースです。
デポコミコースとは
- 申込時に5,000円預け入れる
- 毎月の料金が550円安くなる
- 12ヶ月後に5,000円が返金される
- 返金後も550円割引は継続
ただ5,000円を預けておくだけで毎月550円も安くなるわけですから、非常にオトクなコースと言えます。
ただし、一点だけ注意が必要です。
1年以内に解約・プラン変更した場合は5,000円が返ってきません。
つまり、最初に預け入れる5,000円は人質みたいなもの。
1年以上使い続けるのが間違いないのであればデポコミコースにするべきですが、解約する可能性があるのであれば通常月々コースにしておいたほうが良いでしょうね。
補償オプション
FUJI Wifiには補償オプションがあります。
SIMプランの補償オプション「安心サポート Premium for SIM」 | |
料金 | 補償範囲 |
月額330円 | SIMカードの破損、紛失、相性保証 |
初月は強制加入、解約は翌月からしかできませんので、お気をつけください。
契約の縛りなし、いつ解約しても違約金は不要
「FUJI Wifi」一番の特徴は、契約の縛りがないこと。
いつ解約をしても違約金は不要です。
好きなタイミングで気兼ねなく解約することができるので、余計な心配がいりません。
非常に良心的なシステムと言えますね。
途中でプランの変更も可能
「500GBでは足りなかった…」という場合でも安心してください。
契約途中でも100GBプランへ変更可能です。
手数料が1,650円かかってしまいますが、無駄に節約したり、月末にギガ難民になるくらいなら安いもの。
補償の解約は1日~15日の間のみ
SIMカードのみのレンタルであれば、よほど補償サービスは必要ないでしょう。
初月は強制加入となるため、翌月から解約手続きをすることができます。
ただし、手続きは1日~15日までしかできません。気をつけましょう。
ココに注意
最低でも2ヶ月分(660円)は支払いが必要になります。
最短2営業日以内で発送
申込みから最短2営業日以内に発送されます。
※土日祝日は定休日
離島を除き、発送から3日以内にはご自宅まで届きます。
以上がFUJI Wifi(SIMカードのみ)の特徴でした。
とにかく大変オトクなデータSIMカードとなっています。
【5分で終わる】U2SをFUJI WifiのデータSIMで使う手順
それでは早速U2SをFUJI WifiのデータSIMで使う手順を解説していきます。
スムーズにいけば5分程度で終わってしまうので、商品が揃ったらサクッとやってしまいましょう。
本記事では「ソフトバンクSIM」を使用して検証しております。
ドコモ及びauSIMでは未検証となりますので、ご了承くださいませ。
U2SをFUJI WifiのデータSIMで使う手順
- U2SにSIMカードを入れて電源を入れる
- Wi-Fiに繋げる
- (必要なら)APN設定を行う
U2SにSIMカードを入れて電源を入れる
本体の裏蓋を少し力をいれて外します。
FUJI WifiのデータSIMカード
U2SはmicroサイズのSIMカードを使う
SIMカードをmicroサイズで切り抜きます。
ココがポイント
FUJI WifiはSIMカードがケースに入った状態で届く場合があります。
その場合は既にnanoサイズに切り取られていますので、備え付けの変換アダプタを装着しましょう。
U2SにSIMカードを入れます。
引っかかりを押さえながらスライドさせ、奥までしっかりと入れてください。
挿しが甘いとSIMカードが認識されませんので、しっかり奥まで挿しましょう。
SIMカードを入れたら蓋を閉じ、電源をボタンを長押しして電源を入れます。
ココに注意
バッテリーが空の場合は、付属のUSBケーブルを使って充電しながら行いましょう。
Wi-Fiに繋げる
電源が入ったら、まずはスマホとWi-Fiをつなげましょう。
今回はiPhoneで解説をしていきたいと思います。
SSIDをタップ、パスワードを入力すればWi-Fiに繋がる(チェックマークとアイコンが表示されればOK)
画面上部にWi-Fiのアイコンが表示されれば、無事に接続ができたことになります。
SIMを選択すれば自動で接続が完了する
本来であればモバイルルーターというのはAPN設定というのを行う必要があります。
ですが、U2S×ソフトバンクSIMカードであれば、電源を入れただけで自動設定してくれる場合があるのです。
ただし、今の状態ですとクラウドSIMを使うように設定されているので、そこだけ変更が必要になります。
では、順を追って説明をしていきます。
まず、Wi-Fiを繋いだパソコンでもスマホでもいいので、ブラウザ(Safariなど)を開き、アドレスバーに「192.168.43.1」と打ち込んでアクセスしましょう。
192.168.43.1にアクセスする
「注意事項」と表示されるので、赤字になっている「今すく選択」をタップします。
SIMカードの選択画面が表示されますので「SIM 1」を選んで「適用」→「OK」とタップすると、自動で接続が完了します。
「接続済」と画面に表示されれば、インターネットが使えるようになります。
手動でAPN設定を行う場合
「接続済」にならなかった場合は、手動で「APN設定」を行う必要があります。
もう一度「192.168.43.1」にアクセスしてください。
ログインページに移動したら、ユーザー名とパスワードに「admin」と打ち込み「ログイン」をタップしましょう。
続いて「設定」→「SIMカード管理」とタップします。
「APN設定」をタップして、以下の情報を入力しましょう。
- APN:plus.4g
- ユーザ名:plus
- パスワード:4g
- 認証タイプ:CHAP
- APNタイプ:デフォルト
全部入力したら右上の「保存」をタップします。
しばらく待っているとステータスが「接続済」に変わります。
以上でルーターのAPN設定は完了です。
「接続済」に変わらない場合は、一度ルーターを再起動してみましょう。
それでもダメならAPN(プロファイル)設定が間違っている可能性があります。
設定内容が間違っていないか確認してみましょう。

どうしてもダメな場合は一度初期化しましょう。
何をやっても接続ができない場合は、次の手順で初期化・再設定を行ってみてください。
U2Sを初期化して再設定を行う手順
- 電源を切る
- SIMカードを抜く
- 電源を入れる
- Wi-Fiをつなぎ、192.168.43.1にアクセス・ログインする
- 「設定」→「デバイス初期化」
- 再度Wi-Fiをつなぎ、192.168.43.1にアクセス・ログインする
- 「設定」→「言語設定」→「日本語」に変更
- 電源を切る
- SIMカードを入れる
- 電源を入れる
- 再度Wi-Fiをつなぎ、192.168.43.1にアクセスする
- 「SIM 1」を選択し自動設定を完了させる
少し手間はかかりますが、確実に設定ができると思います。
U2S×FUJI Wifiの実効速度を測定
それでは気になる速度を測ってみましょう。
遅くなりやすい夕方18時13分に測定
ネットを使う人が増えるため、速度が出にくくなる夕方の18時台に測ってみました。
下りは14.4Mbpsですから、十分合格ですね。
上りは26Mbps超えという素晴らしい速度が出ました。
U2S×FUJI Wifiの速度測定 | ||
日時 | 下り | 上り |
2020年8月2日 18時13分 | 14.4Mbps | 26.0Mbps |
※iPhone11Proにつないで測定しました。
お昼過ぎの13時50分に測定
今度はお昼過ぎの13時50分に測ってみました。
下り13Mbps、上り11Mbpsと少し遅くはなりましたが、ポケットWiFiとしては十分な速度です。
U2S×FUJI Wifiの速度測定 | ||
日時 | 下り | 上り |
2020年8月6日 13時50分 | 13.1Mbps | 11.4Mbps |
※iPhone11Proにつないで測定しました。
【まとめ】U2S×FUJI Wifiは縛りもなく、LTE回線がたっぷり使えて、速度も悪くない
どんなときもWiFiなどのクラウドWiFiは、使う場所や時間によってつながるSIM(回線)が異なります。
そのため、時折つながるまで少し時間がかかることがあるなど、不便さを感じる人もいるかもしれません。
その点、FUJI WifiのSIMであれば、常時一つのキャリアへつながるので、接続までの時間が少なくて済むでしょう。
「クラウドWiFiはもうこりごり」と思っている人でも安心して使えると思います。
家に「U2S」が余っている人は、ぜひ検討してみてください。
FUJI Wifi(公式):https://fuji-wifi.jp/
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