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快適に使えるネット回線の通信速度の目安は10Mbps以上(理論値ではない)

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快適に使えるネット回線の通信速度の目安は10Mbps以上(理論値ではない)

Anser

動画やSNSの普段使いなら10~30Mbpsあれば合格。オンラインゲームで大事なのはPing値。

この記事でわかること

  • 快適に使えるネット回線速度の目安を紹介している
  • 普段使いであれば10Mbps以上あれば問題ない
  • オンラインゲームではPing値に注目せよ
お客さま

家のWi-Fiが遅い気がするのですが、気のせいでしょうか?

まずは実際にどれくらいの速度が出ているのかを測ってみましょう。

杉本

自分が使っているインターネット(Wi-Fi)の速度はアプリやWEBサービスを使うことで簡単に測ることができます。

弊社が使用しているアプリはコチラです。

Speedtest - インターネット速度

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開発元:Ookla
無料
posted withアプリーチ

上記のSpeedtestアプリ使うとこのように結果が表示されます。

Speedtestを使ってネット回線速度を測定した結果

 

ココがポイント

測定に使うツールによって結果が多少異なります。

定期的に測るのであれば毎回同じツールを使ったほうが観測しやすいですよ。

速度測定結果の見方
ダウンロード(下り) ネット検索やSNS、動画視聴をする際に必要となる速度。
単位は「Mbps」や「Gbps」。
10Mbps以上出ていれば、よっぽど快適にネットが使える。
アップロード(上り) SNSやLINEなどに画像や動画を投稿するときに必要となる速度。
単位は「Mbps」や「Gbps」。
投稿する画像や動画の重さにもよるが、Twitterやインスタに画像を投稿する程度でよければ5Mbpsくらいあれば十分
1分以上の動画をあげようと思ったら、10~30Mbpsくらい欲しくなる。
Ping(レイテンシ) オンラインゲームをやる場合に必要となる速度。
単位は「ms」。
数値が大きければ大きいほどラグが起きやすくなるため小さいほうが良い。
快適に遊べる目安は30~50msほどまで。
※100msを超えていてもラグが起きないこともある

Ping:サーバー間の「往復」応答時間

レイテンシ:サーバー間の「片道」応答時間

本来は意味が若干異なるが同じ扱いをする場合が多いので、「ほとんど同じもの」と考えておいて問題はない。

速度の単位である「Mbps」は「メガビーピーエス(ビットパーセカンド)」、「Gbps」は「ギガビーピーエス(ビットパーセカンド)」と呼びます。

一般的には「メガビット」や「ギガビット」、もしくはもっと省略して「メガ」「ギガ」と呼ぶことが多いです。

ココに注意

スマホなんかで「今月もう残り『1ギガ』しかない」といったときに使う「ギガ」と、上記の「Gbps」の「ギガ」は別物です。

「今月もう残り『1ギガ』しかない」ときの「ギガ」は「ギガバイト(GB)」という容量を示す単位を省略した「ギガ」。

速度の「ギガ」は「Gbps(ギガビットパーセカンド)」という速度を示す単位を省略した「ギガ」。

この違いはよく理解しておきましょう。

 

テレビCMやネット広告などでネット速度の話が出る場合(「最大1ギガ」など)は「ダウンロード(下り)」の数値のことを指します。

お客さま

わが家は「フレッツ光」で、契約したときに「最大100メガ」って言われていた気がします。実際に測ったら「20Mbps」しか出ていないのですが、どうしてですか?

契約時に出てくる「最大◯◯メガ」「最大◯◯ギガ」というのは、あくまで「理論値」だからです。

速度を調べる際は、実際に測った速度(実効速度)を参考にしましょう。

杉本
インターネット速度の目安
200Mbps以上 めちゃくちゃ速い 何不自由なく使える
100~200Mbps 非常に速い 動画配信もストレスなくできる
30~100Mbps なかなか速い 動画配信、オンラインゲーム問題なし
10~30Mbps 普通の速さ 動画視聴は全く問題なし
5~10Mbps ちょっと遅い 高画質動画だと止まる可能性あり
5Mbps以下 遅い SNSやネット検索、LINE通話は問題なし
※一人(一台)で使うことを前提としています。複数人(複数台)で使う場合は、上記の速度では足らない場合があります。

一戸建てであれば50Mbps以上、マンションなら30Mbps以上は出てほしいところですね。

ちなみにわが家は常時100Mbps以上出ています。

回線速度が遅くて困っている方は、こちらの記事を参考にしてください。

【ノウハウ公開】私のインターネットがいつも速い理由|遅い原因と解決方法
【プロ解説】あなたのインターネットが遅い理由|9つの解決方法

この記事でわかること 私のインターネットが速い理由 インターネットが遅い原因と解決方法 お客さま インターネットが遅くて困っているんですが、どうすればいいですか? インターネットが遅いのには理由があり ...

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「理論値」と「実効速度」の違いについては<最大速度(理論値)と実効速度の違い>にて詳しく解説します。

「10Mbps以上出ているのに遅いんです!」という場合は、使っている端末に問題があるでしょう。

測定に使用する端末>を参考にしてください。

最大速度(理論値)と実効速度の違い

最大速度(理論値)と実効速度の違い
最大速度(理論値) 何にも邪魔されず、すべての環境が整っている場合に出る理論上の最大速度。
実際にはこの数値は出ないが、この数値が大きければ大きいほど速度が出やすいとされる一つの目安ではある。
実効速度 実際に出ている速度。1番大事なのはこの数値。

最大速度(理論値)の数値が大きければ大きいだけ「期待」できる

フレッツ光などのインターネット回線を契約するときに必ず目にする「最大◯Gbps」といった表示。

これらは全て「最大速度(理論値)」です。必ずしもこの速度が常に安定して出るわけではありません。

あえて言いますが、むしろ絶対に出ません。出るわけがないのです。

なぜなら、そもそもインターネット回線というのはベストエフォート型サービスだからです。

ベストエフォート型サービス=努力します

「提示されている品質を必ず保証します」といったタイプのサービスを「ギャランティ型」と言います。

実はギャランティ型のインターネット回線もなくはないのですが、一般的には全て「ベストエフォート型」になっています。

ベストエフォート型とは「精一杯努力はします」という意味です。

言いかえれば「努力はするけど結果が出なくても文句言わないでね」ということになります。

ベストエフォート型のメリット「低価格」

仮にギャランティ型でインターネット回線を提供しようとすると、一切分割をせずに1軒に対して1本ずつ光回線を提供しなくてはいけません。

とてつもなくコストがかかります。つまり、月額料金が途方もない金額になるのです。

それに対してベストエフォート型であれば、1本の光回線をみんなで分け合う形になるので一人あたりの費用を格段に抑えることができます。

一戸建てであれば4,000~5,000円ほど、集合住宅だと3,000~4,000円ほどで「インターネットが使い放題」なのは「ベストエフォート型」だからなせる話。

なんだか納得がいかないかもしれませんが、本来はとてもコストがかかるものをなるたけ低価格で提供できるよう企業側も努力をしているということを理解してもらえると嬉しい限りです。

もっと詳しく

回線事業者によっては本当に努力している会社もあれば、全く努力していない会社もあります。

当サイトでは、なるたけ努力している会社を選別して紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。

ネット回線:実効速度の考え方

実効速度は測るツール、時間帯、場所、測定に使用した端末によっても変わります。

測定ツール

測定ツールに関しては、なるたけ毎回同じものを使ったほうがいいでしょう。

どのツールが正確かどうかはなかなか判断が難しいところ。

自分に合ったものを選んでください。

測定する時間帯

実効速度は時間帯によって大幅に変わります。

というのも、あくまで「みんなで分け合って」回線を使用しているわけですから、多くの方が使う時間帯は速度が遅くなりやすいわけです。

「混雑している時間帯」などと表現しますが、1日の中で言えば夜の18時~1時くらいの間が特に込みやすくなります。

ピークは20時~24時です。

この時間帯だと、いつもより速度が出にくくなるでしょう。

逆を言えば、あまり混雑しない早朝や午前中でも速度が遅いようであれば、何かしら「問題がある」と考えたほうが良いです。

インターネットトラフィック

NTTぷらら社が公表しているリアルタイムトラフィックモニター

全ユーザーの内、どれくらいの人たちがインターネットを利用しているかを示すグラフです。

※画像は12月10日~11日の愛知県のグラフ。

 

このグラフからわかることは、

  • 18時以降は利用率が40%を超える(混雑し始める)
  • 20時~24時の間は50%を超える(ピークタイム)
  • 深夜~早朝にかけては利用者が極端に少ない

といったことです。

あくまでNTTぷららのトラフィック量になりますが、どの回線も同じような結果になるでしょう。

測定する場所

有線でネットを使っているのであればあまり関係ありませんが、無線でネットを使っているのであれば測定する場所も考えもの。

やはり、ルーターから近い場所であればあるほど速度が出やすいからです。

1階にルーターが置いてあれば、1階と2階では速度は全く異なります。

1階では速く、2階では遅いといった場合は、ルーターを高性能なものに買い換えれば改善することでしょう。

測定に使用する端末

意外と見落としがちなのが、測定に使用する端末(パソコンやスマホ)です。

端末の性能が悪ければ、実効速度も遅くなります。

長く使っていて、普段から動きが遅いような端末であっても同じです。

特に、今この記事をパソコンで読んでいる方は要注意。

より顕著に速度の違いが出ることでしょう。

できることであれば、なるべく新しく高性能な端末で測定してみてください。

速度測定アプリを使って実効速度を測ろう

冒頭で紹介したSpeedtestアプリを使った測定方法を実演します。

Speedtestアプリの速度測定方法

Speedtest - インターネット速度

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  1. アプリを起動し「スタート」をタップ
  2. ダウンロード→アップロードの順に測定が始まる
  3. 数秒~数十秒で測定が終わり、結果が表示される

Speedtestアプリの速度測定方法

 

たまたま遅かったりたまたま速かったりするので、3回くらい連続で行うと良いです。

 

快適にネットが使える速度の目安

インターネット速度の目安
200Mbps以上 めちゃくちゃ速い 何不自由なく使える
100~200Mbps 非常に速い 動画配信もストレスなくできる
30~100Mbps なかなか速い 動画配信、オンラインゲーム問題なし
10~30Mbps 普通の速さ 動画視聴は全く問題なし
5~10Mbps ちょっと遅い 高画質動画だと止まる可能性あり
5Mbps以下 遅い SNSやネット検索、LINE通話は問題なし

オンラインゲームを快適に遊びたいのであれば、速度も大事ですがPingを気にしましょう。

30~50ms以下が目安になります。

一戸建ての方が速度が出やすい

光ケーブルを直接自宅に引き込んで使用するので、一戸建ての方が速度が出やすいです。

せめて50Mbps以上は常時安定して欲しいところ。

30Mbps程度しか出ないのであれば、ルーターか回線のどちらかに問題があると考えられます。

 

マンションでも30Mbpsは欲しい

とはいえマンションであっても30Mbps程度は出てほしいですね。

ただし気をつけてほしいのは、マンションが「VDSL」かどうか。

もしも「VDSL」だった場合、それこそ回線を乗り換えないと速度が改善することはないかもしれません。

 

光回線より速いポケットWi-Fiもある

理論上は光回線の方がポケットWi-Fiより速いです。

ですが、使用環境によってはポケットWi-Fiの方が速くなる場合も十分あります。

光回線であってもプロバイダやルーターによって速度はマチマチ。

「10Mbpsしか出ない!」という方も少なくありません。

あまりに速度が出ないようであれば、ポケットWi-Fiに乗り換えてしまうというのも一つの方法ですね。

 

Wi-Fiが遅い場合の対処法

Wi-Fiが遅い場合の対処法は全部で9つあります。

Wi-Fiが遅い場合の対処法

  • 端末本体の再起動
  • ルーターの再起動
  • LANケーブルの交換
  • 5GHz帯を使用する
  • ルーターを買い換える
  • IPv6通信に変更する
  • 中継機を付ける
  • ADSLなら光回線に変える
  • IPv6が使える高速光回線に乗り換える

詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

【ノウハウ公開】私のインターネットがいつも速い理由|遅い原因と解決方法
【プロ解説】あなたのインターネットが遅い理由|9つの解決方法

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まとめ:10Mbps以上出ていれば合格だけど満足ではない

ひとまず10Mbps以上出ていれば日常使いに大きな問題はないでしょう。

とはいえ、せっかく高いお金を払ってWi-Fiを使っているわけですから、もう少し速度が欲しいところ。

ルーターを買い替えたり、回線を乗り換えたりすることで簡単&オトクに速いインターネット回線を手に入れることは十分に可能です。

ご相談・ご質問がある方は、コメント欄や公式LINE@からお気軽にご連絡くださいませ。

 

ネット回線速度:よくある質問と答え

最後に、ネット回線の速度に関して弊社公式LINE@に問い合わせいただいたものから、よくある質問と答えを紹介します。

スマホだと速いのにパソコンだと遅いです。どうしてですか?

3年以上使用しているようなパソコンであれば、製品自体の不調が考えられます。

専門業者の方に依頼してメンテナンスしてもらうか、買い替えを検討しましょう。

iPhoneのような高性能スマホであっても、長く使うと動きが鈍くなります。

端末自体の動きが鈍ければ、インターネットも遅くなるでしょう。

 

Wi-Fiを切った方がネットが速いです。どうしてですか?

Wi-Fi(自宅のインターネット回線)の調子がよろしくない可能性が高いですね。

原因はいくつか考えられますが、まずはルーターを再起動してみましょう。

それでも効果がない場合は、こちらの記事を参考に一つ一つ対処してみてください。

【ノウハウ公開】私のインターネットがいつも速い理由|遅い原因と解決方法
【プロ解説】あなたのインターネットが遅い理由|9つの解決方法

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YouTubeを高画質で見るには、どれくらいの速度が必要ですか?

「720p」の高画質動画を視聴するには10Mbps前後は必要です。

YouTubeの画質は動画によって以下のいずれかから選べるようになっています。

YouTubeの画質と必要な速度
画質 一般名称 必要な速度
144p   1Mbps
240p  
360p  
480p SD画質(DVD画質) 5Mbps
720p HD画質 10Mbps前後
1080p フルHD画質 10~20Mbps
1440p クアッドHD 20~30Mbps
2160p 4K画質 30~50Mbps

一般的に高画質という場合は「HD画質」以上のことを指します。

つまり、YouTubeであれば「720p」「1080p」「1440p」「2160p」のいずれかですね。

スマホやタブレットで視聴するのであれば、「720p」以上であればそれほど大きな違いは感じないでしょう。

「360p」や「480p」でも十分に見れる程度の画質はありますが、「240p」以下は画質が荒すぎてストレスが溜まるかもしれません。

 

オンラインゲームをするには何Mbps必要ですか?

ゲームにもよりますが、例えばモンハンであれば10Mbps以上あれば十分プレイはできます。

ただし、通信速度が10Mbps以上出ていたとしても、応答時間(Ping値)が50ms以上も出てしまうとラグが起きやすくなるでしょう。

Ping値:応答時間のこと。単位は「ms」。

ざっくり説明すると、あなたがコントローラーのAボタンを押したときに、インターネットを通じてゲーム上のキャラクターに対して「Aボタンを押したぞ」と伝わるまでの時間のことを「応答時間」と言います。

「Aボタンを押したときの動作」を行うまでの時間と言ってもいいでしょう。

ボタンをポチポチ押しているにも関わらずキャラクターが反応しなかったり、敵が攻撃をしてきたと思ったら一瞬画面が固まり、動いたと思ったら殴られてたというような、いわゆる「ラグ」が発生することがありますねよね。

この原因となっているのが「応答時間」つまり「Ping値」です。

オンラインゲームをするのであれば、通信速度だけでなく応答時間も気にするようにしましょう。

 

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Wi-Fiの森_管理人

Wi-Fiの森_管理人(ネット専門家)

家電量販店や訪問販売、携帯ショップにてネットの取次業務を10年以上やっていました。 現在はパソコンやネットのトータルサポート業をやっています。

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